007/ダイ・アナザー・デイ


『007/ダイ・アナザー・デイ』
Die Another Day

007die


製作総指揮;アンソニー・ウェイ
製作;マイケル・G・ウィルソン / バーバラ・ブロッコリ
監督:リー・タマホリ
脚本;ニール・パービス / ロバート・ウェイド
撮影;デビッド・タッターサル
美術;ピーター・ラモン
音楽;デビッド・アーノルド
衣装;リンディ・ヘミング
出演;ピアース・ブロスナン / ハル・ベリー / トビー・スティーブンズ / ロザムンド・パイク / リック・ユーン / ジョン・クリース / ジュディ・デンチ / マイケル・マドセン / ウィル・ユン・リー / ケネス・ツァン / エミリオ・エチェバリア / マイケル・ゴアヴォイ / ローレンス・マコール / コリン・サーモン / サマンサ・ボンド / マドンナ


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なんやろう・・・何か物足らんぞ・・・
007映画誕生40周年、第20作記念作品。アクションもたっぷり、ストーリーもしっかり、ボンドガールはむっちり( ̄▽ ̄)なのに物足りん。。。

そうか!敵役が頼りないんや!

第1作目『ドクターノオ』のDr.ノオ役=ジョセフ・ワイズマンに始まり、世界最大の犯罪結社、スペクターのブロフェルドを演じたドナルド・プレザンスやテリー・サバラス、クルト・ユルゲンスやクリストファー・ウォーケン、前作『ワールド・イズ・ノット・イナフ』のロバート・カーライルなどなど、007の敵は強烈な悪個性と圧倒的な力(テクノロジー・組織力)でボンドの前に立ちはだかり、苦しめる。
それをQが開発したキッチュでハイテクな武器とローテク(?)な色気と腕力で逆転していくボンドの姿に、俺たちはある種のカタルシスを感じるんや!!

それがなんやねん?!今回の小僧は!役不足というか、貫目が足りてへんわい!!

アクションやストーリー構築に時間をかけた反面、キャラクターの落とし込みが浅かったんやね、たぶん。

逆にオスカー女優、ハル・ベリーをボンドガールに起用したために、元々大根(いや、ボンドは大根役者でええんや!)のブロスナンが芝居してしもうたから、やってることは「んなアホな!」の連続やのに、小芝居やりすぎるとそれが逆に嘘っぽく見えて。。。

いや、くれぐれも言うけど、007大好きやねんで!おれ。
DVDで全作品持ってるくらい。でもブロスナンボンド最高傑作やと思ってる前々作『トゥモロー・ネヴァー・ダイ』から、どんどん芝居しすぎてボンドの魅力が薄れていってるような気が。。。

(2002/アメリカ・イギリス作品)


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